6月にオープンして以来、広告の営業の電話が良くかかってくる。

 その中で、嫌な思いをしたのが2件ほどある。

 一つは、ホームページ作成の営業である。

 そのやり取りは大体こんな感じ。

 営 『SEO対策がどうのこうの…

    経営を真剣にお考えなら、話を聞いてください』

 花 『ホームページに関しては将来的に作るつもりだが、

    今は手が回らないので、またの機会に…』

 営 『でも、経営の事を真剣に考えてあるんでしょ?でしたら今話を聞くべきです。』

 そんなやり取りが何度か続いたが、

 花 『とにかく今すぐは無理だ。』
 
 営 『じゃあ、経営の事は真剣に考えていないんですね?』

 
 ふざけるな!お前にそんな事を言われる筋合いは無い!と思ったが、

 花 『そんなことはない、とにかく今はいい。』

 営 『話を聞かないということは、真剣に考えてないということでしょ?』
 

 カチンッ!

 花 『はい、はい。あんたの言う通り!』

 そう言って、私は電話を切った。

 
 客を怒らせてどうする?(まだ客じゃないけど 笑)

 
 世の中馬鹿が多いと昔のコマーシャルで言っていたが、
 今でも変わってなさそうだ。

 もう一つは、携帯電話を使った新規顧客開拓システムのご提案というもの。

 話を聞いて欲しいと言うので、資料を送っていただければ見てみますがと言うと、

 個別の提案なので会って説明したいと言う。

 それなら後学のためにもなるかと思い、とりあえず話を聞く日時を決めた。

 予定日の前日、電話がかかってきて、

 このシステムで出来たら良いなと思うような事は無いか?と聞いてきた。

 そのシステムがどんなものかも分からないので、検討がつかないと答えると、

 それでは、取り合えず資料を送るので、それを見てもらってから、

 再度ご連絡いただけますか?だと。

 だけん、最初に言うたやないか!

 しかも、未だに資料は送って来んし。

 私もサラリーマンの経験がある。当時はビジネスマンだと嘯いていた(笑)。

 技術職ではあったが、営業と一緒に動くことが多かったので、

 営業の大変さは少しは分かる。

 断られてなんぼの世界だ。すべてはNOから始まると言って良い。

 それをどうやってYESに変えるかを、一生懸命考えていた。

 決して騙したり言いくるめたりするのではない。

 YESが貰えるまであしげく通ったものである。

 しかし、前述の方々はどうであろうか?

 電話1本と1回の話で決めてしまおうと思っているのがみえみえだ。

 確かに効率は大事だが、無駄は絶対に必要だと思う。

 無駄の中からいろんなことを学ぶことが多い。

 失礼な奴らとは言ったものの、自分はどうなのか?

 と考えさせられた出来事だった。